頭痛について

頭痛とは、頭全体あるいは頭の一部に痛みを感じる症状を指します。症状は個人差が大きく、痛みが数時間で治まることもあれば、数ヶ月に渡って継続する場合もあります。そして、頭痛が起こる性別や年齢も多種多様で、特定の人にのみ発生するものではありません。

頭痛の原因

頭痛は、脳にある血管が拡張され、周囲の神経を圧迫することで痛みが発生します。また、脳の血管が収縮した後、元に戻ろうとして拡張する際に、頭痛が発生することも少なくありません。

頭痛には複数の種類があり、その中でも多いのは片頭痛と呼ばれるものです。片頭痛は、光や音などの刺激、ストレスなどが原因となることが多いです。

その他に、首や肩などの血流悪化が原因の緊張型頭痛、脳の視床下部にある神経が刺激されることが原因となる群発頭痛などがあります。

頭痛の症状

頭痛の症状については、頭部の痛みが挙げられます。片頭痛の場合は、脈拍に合わせて発生する痛みが、4時間から72時間程続くのが特徴です。痛みが発生する場所は、目の周辺からこめかみ辺りです。痛みの度合いには個人差があり、激しい痛みによって日常生活を送れない人もいます。

緊張型頭痛は、比較的軽度の痛みで、日常生活に支障をきたすことはそれほど多くありません。また、痛みが発生する場所は、後頭部に集中しやすいです。

片頭痛や緊張型頭痛は不定期で痛みが発生しますが、群発頭痛はそれらの頭痛とは異なり、痛みが発生する周期があります。1日当たり15分から3時間の痛みが、1～2ヶ月程度繰り返し発生します。そして、目をえぐられると感じる程の、強い痛みが特徴です。その痛みが発生している間は、じっとしていられないという人も多いです。