起立性調節障害について
起立性調節障害は、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。思春期に多くみられ、患者数は軽症例を含めると中高生の約10%だと言われています。
起立性調節障害の原因
起立性調節障害は、自律神経のバランスが崩れることが原因に挙げられます。自律神経は、身体を活動モードにする交感神経と、身体を休息モードにする副交感神経で構成されています。
健康な身体は、起立時に重力によって血液が下半身に流れ、少し血圧が低下します。通常は血圧を維持するために交感神経が優位に働きますが、自律神経のバランスが崩れると、切り替えがうまくできなくなります。
その結果、副交感神経が優位になったままになり血圧が維持できず、脳への血流が低下するため、めまいやふらつきの症状を引き起こします。
自律神経のバランスが崩れる原因は、ストレスや水分の摂取不足などが原因のひとつだと考えられていますが、はっきりしたことがわからない部分も多い疾患です。
起立性調節障害の症状
起立性調節障害の主な症状は、朝に起きられない倦怠感、立ちくらみやめまい、動悸、頭痛、吐き気、腹痛などが挙げられます。
症状は午前中に強くあらわれ、午後には楽になる傾向があります。そのため、サボりや怠けだと誤解されてしまうことも少なくありません。しかし、気の持ちようや気合で治るほど簡単な疾患ではないことを周囲が理解してあげることが大切です。
起立性調節障害でお悩みの方は当院にお任せください
当院ではカウンセリングでお悩みの症状をお聞きし、患者様に合わせた治療メニューを作成して施術を行います。患者様とのコミュニケーションを何よりも大切にしておりますので、お悩みや不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。