胸郭出口症候群について
首と胸の間にあり、神経や血管の通り道となる部分を胸郭出口と言います。胸郭出口症候群とは、その胸郭出口が圧迫されたり引っ張られたりすることで、手指のしびれの他、肩や首に痛みが出る障害のことを指します。
胸郭出口症候群の原因
胸郭出口症候群の原因については、日頃の姿勢や動作が関係していると言われています。また、首が長く、なで肩の女性は鎖骨が下がって肋骨との隙間が狭いため、胸郭出口症候群を引き起こしやすいとされています。
つり革を掴んだり、洗濯物を干したりなど腕や手を上げて行う動作や、肩甲骨が下がるような姿勢、腕や肩の過度な筋トレも胸郭出口症候群の原因になることがあります。
胸郭出口症候群の症状
胸郭出口症候群の症状については個人差がありますが、初期の段階では肩がこったり、腕のだるさを感じ、一般的な肩こりや疲れと同様の症状があらわれます。
その後、神経が圧迫されているときに痛みやしびれ、脱力感などをおぼえるようになり、例えばドライヤーで髪を乾かしたり洗濯物を干したりするなど、腕を上げる動作を行うと症状が出やすくなることがあります。
首や肩、肩甲帯に痛みやこりを感じる他にも、手指にしびれやむくみ・脱力感、熱冷感などを伴う場合があります。さらに進行すると、握力の低下や運動麻痺が起こることもあります。
胸郭出口症候群でお悩みの方は当院にお任せください
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